Mountain Houseの歴史~Norm Jagerと共に

アメリカ#1アウトドア食品ブランドのマウンテンハウス(Mountain House)。そのMountain Houseの誕生は1969年まで遡り、今年で48歳を迎えましたが、その誕生には一人の重要な人物が欠かせませんでした。今年で勤続52年を迎えたNorman Jagerがいたからこそ、Mountain Houseは今日の高い品質・30年という長い賞味期限など代えがたい価値を築くことができました。

Norm Jager and Jim Merryman (CEO)
Norm Jager and Jim Merryman (CEO)

Norm Jager

NormはOFD Foodsがオレゴン州アルバニーに設立された翌年の1964年にイチゴをフリーズドライする製造作業員として入社しました。OFD Foodsは朝食用シリアル向けのフリーズドライイチゴを製造するために創立され、その当時はイチゴだけを製造する小さな企業でした。Normはその年にその能力を認められ、開発部門に所属することになりました。細分化された今日の企業組織とは異なり、当時は品質管理や生産管理も担う部署でした。

ベトナム戦争とMountain Houseの誕生

60年代にアメリカがベトナム戦争へ参戦し、戦線が拡大していた1967年にアメリカ軍がOFD Foodsに糧食の開発を依頼してきました。当時用いられていたC-rationと呼ばれる糧食はLong Range Patrol(長距離偵察部隊)にとって重く、持ち運ぶ際に音がするなど多くの問題を抱えていました。OFD Foodsが開発に携わった糧食はLRP (Long Range Patrol Ration)と呼ばれ、今日でも製造を続けています。Normはその開発にも深く携わり8種類のLRPを開発しました。現在でもそのうちの2つ~ビーフシチューとスパゲッティ~は人気のメニューとして知られています。

60年代後半になると、戦地から帰還した兵士よりLRPが美味しかったと手紙が届くようになりました。同時にどうしたらアメリカで入手できるかという問い合わせも増え、剰余製品を軍の放出物資店で販売することにしました。LRPは軽く、かさばらず、持ち運びがしやすいという特徴から、やがてキャンプやアウトドアで食べるのに最適と人々が気づき放出物資店でも人気のアイテムとなりました。

1969年にシアトルに本拠を置くRecreational Equipment, Inc. (REI)がLRPを店舗で販売したいとOFD Foodsへコンタクトしてきました。その年の終わりには茶色のLRPデザインを鮮やかなパッケージに変えた製品がREIの店頭に並び始めました。これがMountain Houseの始まりです。そのほとんどの製品の開発に携わり、指揮してきたのがNormなのです。

レシピの拡充

Normの活躍はMountain Houseだけにとどまりません。1982年にはNutriSystem(ダイエットフードの宅配サービスの最大手)より依頼を受け、Mountain Houseのいくつかのメニューをダイエットフードの規格を満たすように変更して供給を始めました。当時急成長していたNutriSystemと共に弊社の製造能力も急拡大を遂げることとなりました。当時NutriSystem向けに開発したレシピの多くは、その後Mountain Houseのレシピの基礎として新メニューとして登場することとなります。

現在の品質の基礎を確立

90年代初めには、現在では見慣れた脱酸素剤をいち早く製品の品質保持に採用し、また平袋だったパッケージをガゼット(自立式)としてアウトドアでより使いやすくなりました。

これらの多くの成果はNorm無しでは決して起こることのなかったものです。

さようなら、Norm

Normは2016年11月に弊社を退職することになりました。弊社の研究開発センターをNorman E. Jager Research Centerとして彼の業績を讃えたいと思います。

ありがとうNorm。

OFD Foods, Inc. honors Norm Jager by naming the R & D Center after him.
OFD Foods, LLC. honors Norm Jager by naming the R & D Center after him.

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